生化学博士の Dr. Rolf は、オステオパシー、カイロ、タントラヨーガ、アレキサンダー テクニーク等を学び、1940年代に慢性の障害を持つ人たちにワークし始めました。そのワークは、Structural Integuration (ストラクチャラル・インテグレーション)と名づけられましたが、後に、ロルフィングとも呼ばれています。ロルフィングとは、もともと1960年代にアイダ・ロルフ博士がカリフォルニア州のエサレン研究所を訪れていた時期に名づけられた、『ストラクチャラル・インテグレーション』に対するニックネームでした。
『ロルフィング』は 2007年(平成19年)9月21日に日本でロルフインスティテュートによって商標登録(【登録番号】第5078881号)されました。そのため、現在では『ロルフィング』というのは、単に、数ある中の一つの学校の卒業生のしている事を表しているににすぎません。今では、
Rolf 博士の作り出したワークそのものをさすには、
Structural Integuration (ストラクチャラル・インテグレーション 略して
S.I.)と呼ぶのが適切です。
@ストラクチャラル・インテグレーション(以下S.I.)とは、 からだの教育のためのボディーワークで、 カイロプラクティックやマッサージなど、他の手技療法と大きく異なる点は、まず、治療ではなくて教育である事。
単に症状を軽くするとか直すというより、問題が起こらない様なからだの使い方を学んでもらいます。教育といっても学校でこれまでされて来た様なものとは全然違いますから、安心して下さい。体験的にからだを通して学んで行きます。学んでいると取り立てて思わないぐらい自然でしょう。
次に、“筋膜”と呼ばれる網状の組織に焦点を当ててといる点です。筋膜とは、私たち一人一人の身体を支え、その構造を形づくっている構造の器官です。
S.I.では、この筋膜に働きかけ、調整し、筋膜に本来の伸びや長さ、拡がりを与え、身体を中心の軸のまわりで秩序だてていきます。
基本的な動きを使って、余分な緊張や動きに気付いてもらい、それをやめる様に促します。そうすると、動きがスムーズに、軽くなります。
暗示的に、時にはっきりと言葉にして、からだの構造をクライアントに教えます。構造を理解する事で、動きが変わります。例えば座骨と股関節の位置、動き、関係が分かれば、楽に座りやすくなります。
もう一つ大事なところは、からだを関係性の中でとらえる事です。今気になっている症状や問題は、別の部分が上手く働かない事で起こっているかもしれません。
からだ全体、欲を言えばその人全体を見て、全体の関わりの中で個々の問題等見て、そして解決して行きます。
初めは、基本の10セッションを受けてもらいます。それで全身にわたってからだを見て行きます。毎回別の目的なり目標を持ってワークして行きます。
その後は、必要に応じて、1、2回のチューンナップや、3〜7回のポスト10シリーズ、ある程度続けている人には、5回のアドバーンスシリーズも有ります。
【2003/05/16 に pureness お悩み相談ルームトップ > ロルフィングって何!? に投稿したものに加筆したものです。】
posted by kansan at 10:27|
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